『HARD TO BE A ROCK'N ROLLER...』 05年
ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー 95
ウィグ・ワムの1stアルバムの紹介です。


ウィグ・ワムの成功はマネージメント側の人間がメンバーには内緒で『CRAZY THINGS』という曲をユーロビションへ贈ったことが始まりです。好評だったためユーロビションへ出場し国内大会で第三位を獲得。後はそのままスターダムに上り詰め今に至るわけです。ウィグ・ワムの影響か去年はローディという正統派被り物バンドが優勝していますね(被り物の時点で正統派も糞もない気はしますが。)もちろん、名前が売れただけで一気に上り詰めたわけではなくそれだけ力のある曲が存在していたんです。


アルバムの頭を飾る『in my drams』は歌いだしを聴いただけですばらしい曲だということがわかります。超ど級のアリーナロック。キッス、ボン・ジョヴィモトリークルーなどを遥かに(言い過ぎか。笑。)凌駕する名曲はどんどん続き、ヴァン・ヘイレンが大好きなんだろうなぁと一発でわかってしまうギターインスト『Erection』は笑いと同時に技術の高さも披露。最後は、はまり過ぎて怖いカヴァー曲『アイ・ワズ・メイド・フォー・ラヴィング・ユー』『ジンギス・カン』『ボールルーム・ブリッツ』でしめ。本当に刺客がありません。すばらしい!



次はこぼれ話ー。このアルバムって実は再発盤なんですよね。好評だったために『667...THE NEIGHBOUR OF THE BEAST』というタイトルから↑のものに変えて発表したそうです。アイアン・メイデンへのオマージュなんでしょうね。確かベースのフラッシュが好きなんですよね。


後は伝えたいこと。ご覧の通り見てくれは悪いです。ネタとしか思えない(もちろん狙ってやっているんだけど)格好な上に、実は禿げ上がっている某メンバー。誰なのかはDVD買って見てください。笑。どうしてもルックスがよければもーっと売れていたんじゃないかなぁと思ってしまいます。僕もきついヴィジュアルから『人気あるみたいだけどキワモノなんじゃないかなぁ』と敬遠していた口です。けれどウィグ・ワムのような普遍的な音楽はなかなか見つかりません。年齢性別を問わずに人気があり、アニメのキャラクターになるような存在になったのは目を引く変わったルックスのおかげだと思います。見た目で敬遠している人がいるならばぜひ聴いてみて下さい。もれなく『wet』な夢の世界へ連れて行ってくれます。



Wig Wam-In My Dreams


長文になっちゃたな。反省反省。


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