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『Stay Hungry』　８４年
　９４
本日は普通にいきます。
ＭＴＶの音楽ＰＶが全盛期の頃の代表的なメタルバンドの一つ｢TWISTED SISTER｣です。第一印象はとにかくド派手。ヴォーカルのディー・スナイダーが一番どぎついです。曲はポップで、特に｢I Wanna Rock｣と｢We'ｒe Not Gonna Take It｣は若者のアンセムとしてＰＶと共に有名です。後は｢The Price｣は素晴らしいバラードです。ディースナイダーのヴォーカルは迫力があってかっこいいです。

８０〜９０年代のポップメタルやパーティロックのバンドは、やわだとか商業目的でロックじゃないとか文句を付けられることが多いんですが、一般大衆に受け入れられるポップな作品で何が悪い！と思います。これは本当に良いアルバムです。押さえておかないといけない名盤です。そもそもディー・スナイダーはへたれた奴じゃありませんし。

メタルの全盛期に教育者や政治に関わるような大人たちが、メタルやハードロックを悪魔の音楽だの、子どもの影響に良くないなどと因縁をつけて撲滅しようとする風潮があったようです。そのことを討論する審議会にメタルバンドのメンバーが呼ばれことが決定した時、それにディー・スナイダーが出席したようです。もちろん大人たちは難癖つけて叩き潰す気だったんでしょうが、ディー・スナイダーはメタルに危険性はないこと、自分達は子ども達の代弁者である、とかそういうことを紙に書いて大人たちの前で読み上げ、大人たちを返り討ちにした事があったそうです。もうね、それを知った時は最高にカッコいいと思いました。

だからね、やっぱり８０〜９０年代のポップメタルとか、近年のポップパンクを批判するのは絶対おかしいんと思うんですよ。

話は逸れましたが最後に有名なＰＶを三つ続けてどうぞ。親父＆教師(たぶん同一人物)の切れっぷりが最高です。

↓We'ｒe Not Gonna Take It

↓I Wanna Rock

↓The Price