『RITUAL』 02年
リチュアル 92
シンフォニックメタル『シャーマン』の1stです。


アングラを脱退したアンドレ・マトス、ルイス・マリウッティ、リカルド・コンフェッソーリがメインとなり結成したこのバンドは、アングラの2ndアルバム『ホーリー・ランド』と同じ方向性を追求しています。


初期アングラの疾走感たっぷりの楽曲にブラジル音楽でたっぷり味付けしたサウンドは後期のアングラとは違う方向に進化しています。シンフォニックでトラッドで、自然との融合を目指したやさしい音作りは一癖も二癖もありますが初期のアングラが好きな人にはたまらないでしょう。疾走曲は、さすがパワーメタルの先駆者としての実力が現れています。イタリア産メタルに見られるようなドラマティックな展開が盛りだくさん。最高です。


現在、リカルド以外のメンバーの脱退が発表され、解散寸前なのが残念です。アンドレ・マトス様にはこれからも音楽活動を続けていってほしいものです。


↓Shaaman - For Tomorrow


ひとつ気になるのは、アンドレ・マトス様のヴォーカルスタイルが少し変化していることです。線の細いハイトーンヴォイスが好きだったんだけど、中音域でしっかり歌い上げている感じです。なんというか、、、男らしくなって太い声になってます。

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