WHITESNAKE』 87年
サーペンス・アルバス ~白蛇の紋章~ 98
ブリティッシュハードロックバンド『ホワイトスネイク』の最高傑作です。


こ、このアルバムは最強だ。何度聴いても色あせることのない名曲中の名曲『still of the night』が一曲目にきているUK盤をお勧めします。脳天を打ち抜かれるような衝撃を体感できます。僕が始めて白蛇を聴いたのは『Don't break my heart Again』という曲なんですが、そのころの白蛇はブルージーで大人な雰囲気ぷんぷんの玄人好みのサウンドでした。だからそれ以上興味を惹かれなかったんですよね。師匠に進められて聴いたときは間違えて別のCDを買ってしまったかな?と思うくらいの変貌ぶり。神憑り的なデヴィッド・カヴァーデルのヴォーカル、そしてジョン・サイクスのギター、この人はバンドに新しい風を吹き込むのが好きなのかな。かつてシン・リジィでもそうしたように白蛇にも風を吹かせたギターヒーローがいなければこのアルバムは完成していませんでした。明らかにアメリカを意識したと思われるサウンドの変化は評論家やかつてのファンを失望させたかもしれない。けれどこのアルバムのすばらしさは疑いようもなくハードロック史上に輝く名盤となった。ライブ映えする曲のオンパレード。ハードロックのいいところがすべて詰まっている最強のアルバム。頭振りながら聴いてください。



WHITESNAKE-Still of the night