Ace Of Spades』 80年
エース・オブ・スペーズ 95
本日はイギリスのロックバンド『モーターヘッド』の5枚目のアルバムの紹介です。モーターヘッドは時代がパンクだったりNWOBHM〜LAメタルグランジオルタナと移り変わっていっても不変の爆走ロックをやり続けています。AC/DCみたいに偉大なるマンネリズムとか言われそうです。音楽性が変わらないということはどのアルバムも趣は同じようなもんなんです。なので有名なやつを選びました。


モータヘッドを支えているのはもちろんベースヴォーカルのレミー・キルミスター兄貴。マイクを顔より高い位置に上げて少し上を向いて歌う独特のスタイルに、愛用している大きなリッケンバッカーをマーシャルアンプに突っ込んで、ディストーションをかけたような歪んだベース。唯一無二のレミースタイルです。かなりのだみ声なので合わない人もいるかもしれませんが。。。


内容紹介いきます。

一曲目アルバムタイトルになっている『Ace of Spadesレミーのベースから始まるこの曲はまさに爆音。中音域を最大限にブーストしたサウンドは、ただうるさいだけではなく心地のよいうるささです。こんなに男くさいやつらのどこに心地よさがあるのかなーと僕も思いますが、耳障りな音じゃないんです。他の曲は割とスローテンポな曲が多いです。スラッシュメタルの始祖といわれるサウンドはこの頃すでに確立されています。パンクともメタルとも言いがたい(だいぶメタルよりだけど)サウンドです。パンクのようにパワーコードをじゃかじゃかとかき鳴らし、ソロもピロピロ弾くって感じです。リフは凄い単純なスラッシュメタルという言い方が分かりやすいかな。。。このような音楽性ゆえ、パンクスとメタラーの両方の尊敬を一身に受けるという非常にまれなバンドです。


それはそうとラモーンズモーターヘッドもライブが定評ありますよね。騒々しさがスタジオアルバムの比じゃないそうです。一度生で見てみたいな。


↓The Ace of Spades