『Slip of the Tongue』 89年 
Slip of the Tongue 94
イギリス出身、ハードロックバンド『ホワイト・スネイク』の通算8枚目のフルアルバムの紹介です。


これまた賛否両論です。僕は大好きですけど。


前作「サーペンス・アルバス(白蛇の紋章)」の特大ヒットの後に発表されたアルバムということで期待も大きかったことでしょう。前作最大の功労者である流れ者ギタリスト『ジョン・サイクス』はとっくに脱退しており、なぜか代わりに変態『スティーヴ・ヴァイ』が参加しています。ヴァイ本人がブルースはよく分からん的な発言をするくらいなので噛み合っていなかったと評価されていたようです。


前作のサウンドにヴァイの前衛的なプレイがミックスされかつての白蛇とは別のバンドのようになっています。僕は初期ファンからの批判の対象になった『フール・フォー・ユア・ラヴィング』のセルフカヴァーが大好きです。派手なディストーションサウンドにトリッキーなプレイ、そこにカヴァーデイルのセクシーなヴォーカルが加わる。。。最高じゃないですか。アリーナロックの名盤認定です。後追いで白蛇を聴く人には自信を持ってお勧めできます。


Whitesnake - Fool for your loving


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