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『Endless Wire』　０６年
　９３
世界最強のロックバンド『ザ・フー』の二十数年ぶりの新作の紹介です。

ジョンとキースがいないと。。。と思っていたんですが良い出来です。大人のフーを聞かせてくれます。全盛期の演奏能力、勢いなどはもちろん衰えています。その分、純粋に曲の良し悪しがはっきりしてしまうんですよね。楽曲のクオリティが半端ない。ババ・オライリィのイントロを思わせるキーボードから幕を開け、その後はフーらしからぬ落ち着いた楽曲が並びます。昔の凄みはなくなってしまったけど、これはザ・フーだと断言できる。やっぱりピート・タウンゼンドは天才だ。心底好きになりました。

もちろんロジャーもがんばってます。このひとが（つっても二人死んでるけど）一番、衰えてません。力強い歌声にファンは感涙を流すでしょう。

これ以上は語りません。耳で確かめてください。存した気分になんて絶対なりません。思い入れが強いゆえの贔屓目もあるかもしれませんがフーはまだまだ現役でいけます。来日期待！！

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