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『Aurora Consurgens』 06年
92
ブラジルの至宝、プログレッシヴ・メタルバンド『アングラ』の6枚目です。
新生アングラとしては3枚目のアルバムです。このバンドは3枚目に問題作が来るのかな?ファイアーワークスほどではないにしても賛否両論の的になっている作品です。好みのど真ん中からは外れてしまったけど僕はそれなりに好きです。
前作から感じていたことだけど、エドゥのヴォーカルスタイルが、ハイトーンヴォイスをが控えめにして中音域をしっかり歌うスタイルに変化してきています。幅が広がったといっていいのかな?ハイトーン一色のスタイルの方が好きな人は多いと思うけども。曲の構成はどんどんプログレッシヴな方へ向かっていっている。もう、パワーメタルとは呼べないね。その分、疾走感が減ってしまったのは残念だけど、次作ではその両方を兼ね備えた作品を期待しています。
四作目の『リバース』以降、気分が一気に高揚するような必殺のメロディーを持った曲が少なくなってきているのが弱点かな。インスト〜疾走曲の必殺コンボがなくなったのも残念です。けれどプログレッシヴな展開は聴き応え十分でかっこいい。
↓Angra - The Course of Nature
方向性が変化していってもアングラはアングラ。大好きです。