『BACK ON THE STREETS』 78年
バック・オン・ザ・ストリーツ 96
哀愁のギタリスト『ゲイリー・ムーア』のソロ一発目の紹介です。


とりあえず参加メンバーが豪勢。シン・リジィから故・フィル・リノット(b・vo)、ブライアン・ダウニー(ds)、キーボードにドン・エイリー、ジョン・モール(b)、ジャズやロックドラマーの実力派サイモン・フィリップスで製作されました。ハードロックのゲイリー・ムーアの最高傑作は絶対にワイルド・フロンティアなんだけどこの作品も素晴らしいです。キーボードとギターの早弾きから始まるファストナンバー『バック・オン・ザ・ストリーツ』、そして、フィル・リノット作の泣きのバラード『Parisienne Walkway』。この曲のエモさといったら。。。現在のゲイリー・ムーアと比べてギターの泣き具合がおとなしいにもかかわらず情感豊かで涙を誘います。フィル・リノットとゲイリー・ムーアがヴォーカルを分担しているのです。二人とも違う味があって良いですよ。他にもインストがあったりジャズ・フージョン路線の曲があったりで捨て曲なんてありゃしない。


現在のムーアの泣きのギターが確立する前なのでやったら早弾きが多いです。今でも昔の癖ですぐに早弾きしてしまうのを嫌がってるみたいですね。その辺を考えて『ワイルド・フロンティア』と『スティル・ゴット・ザ・ブルース』には一歩とどかずですね。けどこれでもかなり甘い採点ですよね。メンバーの豪勢さにボーナスポイントです。笑。


初期の名作をぜひどうぞ。



一発目!とりゃー!!

↓Gary Moore - Back On The Streets 78

なぜかコージー・パウエルがドラムを担当している素晴らしい映像です。




おまけにもう一丁!!!

↓Gary Moore with Phil Lynott - Parisienne Walkways


関連記事 2006-11-09 2006-11-26