『REBIRTH』 01年
Rebirth 95
ブラジルの至宝『アングラ』の4thの紹介です。


前作の『ファイアーワークス』でメンバーの音楽性の違いが浮き彫りになってしまいアンドレ・マトス、ルイス・マリウッティ、リカルド・コンフェッソーリの三人が脱退してしまいエドゥ・ファラスキ、フェリペ・アンドレオーリ、アキレス・プリースターが新たに参加して製作された一枚です。収録曲からアルバムタイトルまで『再生』『新しい時代』『未来』など過去との決別が強調されるメッセージがいたるところにあるアルバムです。新ヴォーカリストエドゥの曲がたくさん入っていることからも未来へ進む意志をはっきり感じます。


ラテン語で『天国』をあらわす『IN Excelsis』から『Nova Era』への流れは完璧。1stの『Unfinished Allegro〜Carry On』を思い起こさせます。ダークな雰囲気から始まり一転して光を感じるストリングスへ、そして畳み掛けるように『Nova Era』。当時のバンドの状態を良く表しています。いままでにこれに勝るインパクトを持った始まりのアルバムは聴いたことがありません。アルバム全体を通して疾走曲が多く聴きやすいです。民族音楽臭は少しなりを潜めてますがこれぞアングラ!です。最後はお決まりのバラードでしめ。エドゥのヴォーカルはアンドレ・マトスよりすっきりしてますね。
マイブラザーは『ゲームの音楽みたい』といってました。メンバーの誰かが雑誌のインタビュー植松信夫がすきだって言ってたし影響受けてるんでしょうねー。


Angra - Nova Era


『新鮮な希望の風が僕たちを運んでいく

永遠という場所へ

覚えておくがいい

僕たちのゴールに限りはないと』



どうせならアルバムの煽り文に


『アングラの『再生』はパワーメタルの再生!火の神の復活を見よ!!』


的なことをかいて欲しかったな。


関連記事 2006-11-07 2007-01-02