『HEVEN & HELL』 80年
Heaven & Hell 98
ブラック・サバスの9枚目のスタジオアルバムの紹介です。


ジーが脱退しレインボーのロニー・ジェームズ・ディオが迎えられたこのアルバムは、オリジナルサバスのころとは毛色の違う作品になっています。


一曲目『Neon Knights』いつものように重々しいぶすぶすと潰れた音のギターが悲鳴を上げる。ここまではいつもと同じ。ディオの歌が始まるとオリジナルサバスとはまったく違う世界が広がります。ディオがレインボーで培ったメロディアスなアプローチはトニー・アイオミのギターソロにまで表れています。ドゥーミーな暗黒メタルから中世の世界観ぷんぷんの様式美メタルにはや代わり。アルバムタイトルでもある『ヘヴン・アンド・ヘル』でのトニー・アイオミのギターは今までになくメロディアスで緊張感にあふれています。ロニーのヴォーカルとの掛け合いは圧巻!トニーのギターとギーザーのべースが作り出すグルーヴは以前と変わらず漆黒の闇に引きずりこまれそうにへヴィ。


世界一のリフマスターとメタル界一のヴォーカリストが手を組んだ時そこに見えるのは天国?地獄?高々とメロイックサインを掲げて問いかけに答えよ!!!


Black Sabbath - Heaven and Hell


はい。熱くなって良くわからないことを書きましたが歴史的名盤です。このアルバムにつづく『The Mob Rules』も超超超高水準の様式美メタルアルバムです。オジー時代以外はサバスじゃないと批判する人もいる多くいるんですが損するだけです。様式美メタルを知るうえで絶対に欠かせないアルバムです。デイオの歌声をぜひ堪能してくださいー。ダイ・ヤング、チルドレン・オブ・ザ・シーほか名曲満載です。


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